車検整備でご入庫の '99 Mayfair 1.3i AT
整備でお預かりするのは初めての車両です。


まずは、車検でお預かりさせていただく前にご相談いただいていた運転席の“座面抜け”。
シートダイアフラムを交換してからテストドライブへ。
OH歴のなさそうなATは不具合もなく、オドメーター表示は恐らく実走であろうローマイレージな個体ですが…ドライブシャフトブーツの破損と酷いオイル漏れを目視点検で確認済みです。
ひと通りの点検をさせていただき必須作業と見送る作業などを切り分けて、ご予算などご相談の上整備作業に移ります。

ドライブシャフトブーツはローマイレージらしく、恐らく新車装着品ですね。

当然ながらグリースも入れ替えられた形跡はなさそうです。
今回は破損してからしばらく走行されていた様子ということもありますが、過去にブーツの交換履歴があっても、当店ではCVジョイントの分解・洗浄・点検・再給脂は必ず行っています。

ブーツは国産車用を流用しています。

前回の車検時には既にガタが出ていたのでは?と疑いたくなるほど左右ともガタがありました…

ラックブッシュも交換履歴がなさそうでしたが、今のところラック本体にガタは見られないのでここは対症療法的にタイロッドのみの交換に留めておきました。

飛散したグリースを落とすのにスイベルハブを取り外しましたが…ここもほぼ手付かずっぽいですね?!ハブシールの交換履歴はあるようですがハブベアリングの交換歴は?なんせほぼグリースはなくカラカラです…

本来ならベアリングを外して洗浄して確認したいところですが、簡易的に非分解でグリースを充填しておきました。


テンションロッドは支点/力点の距離があるので、ブッシュがヘタりやすいところです。
長い間耐久性の高いウレタンブッシュを推奨していましたが、現行品で入手出来る製品に高い耐久性と低い攻撃性(高硬度のブッシュを用いるとテンションロッドが破断します)を両立した物がなく、最近はゴム製の物をお勧めしています。

ディスクローターやブレーキホースは“宿題”になりますが(^_^;)タイヤハウス内もクリーニングして、足廻り関連の作業は終了です。


ステディブッシュは走行距離や仕様,使われ方などによって「圧入タイプ」と「分割タイプ」を使い分けています。
今回は圧入タイプにしました。

盛大なオイル漏れです…


現状では車検をパスするのは難しいかも…
簡単に対処出来る部分からの漏れであればいいのですが、そうでなければ…


いろんなことを想定しながら、まずは一度クリーニングして主な漏れ箇所の特定をしていきます。

ある意味ラッキーではありましたが…これは作業された方のミスですね…
恐らくフィルターヘッド~フィルターケースのシール取付不良です。

数か月前にオイルとフィルターの交換をされたとのことでしたが…
シール類と合わせてフィルターも準備して…

やはり、シールがフィルターヘッドに上手く収まらない状態でケースによって押さえられていました。
ロングボルトによって押さえられるケースとカラーの間に入っているOリングの在庫がなかったのか?!ケース先端には液体ガスケットが塗られていました(^_^;)
外したパーツを洗浄してシール類と共にフィルターも交換して組み戻し、漏れた分のオイルを補充。
補充したエンジンオイル量は1.5ℓ。
走行距離がそれほどでもなく大事には至りませんでしたが、特にAT車にとって油量は生命線…オイル量不足によってオイルラインにエア噛みでもしたら致命的な内部損傷を引き起こします。


漏れたオイルによって肥大してしまったようですね(^_^;)
ロアステディのブッシュも交換しておきました。

水廻り。冷却水がかなり減っていたので加圧テストを行うと、ホース端部あちらこちらからの漏れと共にヒーターホースのジョイント部からも漏れが確認出来ましたので、ホースバンドの増し締めと


ホースコネクターを交換。
新車装着の樹脂製のままの車両がまだちらほら居ますね。
今回は熱変形ぐらいで発見出来ましたが、最後には折れて一気に冷却水が漏れ出してオーバーヒートなんて事態にもなりかねない代物です…
ホースとホースの間に黒いジョイントが見て取れるようでしたら、早めに金属製の物に置き換えるのが吉です。

排気漏れは起きていないので、この辺りはおいおいに…など他にも少し宿題はありますが

今回はこの辺りで整備完了にして、継続検査へ…ですが

やはり光軸・光量・カットライン…全てにおいて検査基準を満たせず

検査基準を満たせる製品で

こんな“マーク”ひとつあるなしで検査合格/不合格の明暗を分けます…

そんなこんなで無事車検合格。
素性の良さそうなAT車だと思います。
これから少しずつ宿題を進めながら、末永くお乗りいただきたいなぁと(^^)
ありがとうございましたm(_ _)m
整備でお預かりするのは初めての車両です。


まずは、車検でお預かりさせていただく前にご相談いただいていた運転席の“座面抜け”。
シートダイアフラムを交換してからテストドライブへ。
OH歴のなさそうなATは不具合もなく、オドメーター表示は恐らく実走であろうローマイレージな個体ですが…ドライブシャフトブーツの破損と酷いオイル漏れを目視点検で確認済みです。
ひと通りの点検をさせていただき必須作業と見送る作業などを切り分けて、ご予算などご相談の上整備作業に移ります。

ドライブシャフトブーツはローマイレージらしく、恐らく新車装着品ですね。

当然ながらグリースも入れ替えられた形跡はなさそうです。
今回は破損してからしばらく走行されていた様子ということもありますが、過去にブーツの交換履歴があっても、当店ではCVジョイントの分解・洗浄・点検・再給脂は必ず行っています。

ブーツは国産車用を流用しています。

前回の車検時には既にガタが出ていたのでは?と疑いたくなるほど左右ともガタがありました…

ラックブッシュも交換履歴がなさそうでしたが、今のところラック本体にガタは見られないのでここは対症療法的にタイロッドのみの交換に留めておきました。

飛散したグリースを落とすのにスイベルハブを取り外しましたが…ここもほぼ手付かずっぽいですね?!ハブシールの交換履歴はあるようですがハブベアリングの交換歴は?なんせほぼグリースはなくカラカラです…

本来ならベアリングを外して洗浄して確認したいところですが、簡易的に非分解でグリースを充填しておきました。


テンションロッドは支点/力点の距離があるので、ブッシュがヘタりやすいところです。
長い間耐久性の高いウレタンブッシュを推奨していましたが、現行品で入手出来る製品に高い耐久性と低い攻撃性(高硬度のブッシュを用いるとテンションロッドが破断します)を両立した物がなく、最近はゴム製の物をお勧めしています。

ディスクローターやブレーキホースは“宿題”になりますが(^_^;)タイヤハウス内もクリーニングして、足廻り関連の作業は終了です。


ステディブッシュは走行距離や仕様,使われ方などによって「圧入タイプ」と「分割タイプ」を使い分けています。
今回は圧入タイプにしました。

盛大なオイル漏れです…


現状では車検をパスするのは難しいかも…
簡単に対処出来る部分からの漏れであればいいのですが、そうでなければ…


いろんなことを想定しながら、まずは一度クリーニングして主な漏れ箇所の特定をしていきます。

ある意味ラッキーではありましたが…これは作業された方のミスですね…
恐らくフィルターヘッド~フィルターケースのシール取付不良です。

数か月前にオイルとフィルターの交換をされたとのことでしたが…
シール類と合わせてフィルターも準備して…

やはり、シールがフィルターヘッドに上手く収まらない状態でケースによって押さえられていました。
ロングボルトによって押さえられるケースとカラーの間に入っているOリングの在庫がなかったのか?!ケース先端には液体ガスケットが塗られていました(^_^;)
外したパーツを洗浄してシール類と共にフィルターも交換して組み戻し、漏れた分のオイルを補充。
補充したエンジンオイル量は1.5ℓ。
走行距離がそれほどでもなく大事には至りませんでしたが、特にAT車にとって油量は生命線…オイル量不足によってオイルラインにエア噛みでもしたら致命的な内部損傷を引き起こします。


漏れたオイルによって肥大してしまったようですね(^_^;)
ロアステディのブッシュも交換しておきました。

水廻り。冷却水がかなり減っていたので加圧テストを行うと、ホース端部あちらこちらからの漏れと共にヒーターホースのジョイント部からも漏れが確認出来ましたので、ホースバンドの増し締めと


ホースコネクターを交換。
新車装着の樹脂製のままの車両がまだちらほら居ますね。
今回は熱変形ぐらいで発見出来ましたが、最後には折れて一気に冷却水が漏れ出してオーバーヒートなんて事態にもなりかねない代物です…
ホースとホースの間に黒いジョイントが見て取れるようでしたら、早めに金属製の物に置き換えるのが吉です。

排気漏れは起きていないので、この辺りはおいおいに…など他にも少し宿題はありますが

今回はこの辺りで整備完了にして、継続検査へ…ですが

やはり光軸・光量・カットライン…全てにおいて検査基準を満たせず

検査基準を満たせる製品で

こんな“マーク”ひとつあるなしで検査合格/不合格の明暗を分けます…

そんなこんなで無事車検合格。
素性の良さそうなAT車だと思います。
これから少しずつ宿題を進めながら、末永くお乗りいただきたいなぁと(^^)
ありがとうございましたm(_ _)m